セロトニンで脳ストレス解消の生活習慣!
ストレスはコントロールできる
現代人の持病ともいわれるストレスは残念ながら、ストレスをなくすことはできません。 しかし、脳内物質セロトニンをコントロールすることが、脳ストレス解消につながります。
何らかの刺激が加わると、不快感のようなものを感じることをストレスといいますが、この刺激は肉体と精神的、つまりこころのものがあることはご存じ のとおりです。
最近の脳科学の研究により脳が感じていることが、明らなかになってきました。 脳が感じているということは脳にストレスを伝える物質があり、また抑 える物質があるということです。 このメカニズムが明らかになれば、精神的ストレスはコントロールできるということになり、脳ストレス解消になるというのです。
脳ストレスに関与する脳内物質
脳内物質ノルアドレナリンは、外部から刺激を強く受けると脳内では、ノルアドレナリンが分泌され過剰に分泌された場合はキレやすくなり、うつ病を発生することをあります。
脳内物質ドーパミンは、何かを欲しいと感じ行動するとき、脳内にドーパミンが分泌され、過剰に分泌されると欲望を押さえられなくなり、買い物依存症 や過食症に陥ることもあります。
脳内物質セロトニンは、ノルアドレナリンとドーパミンをバランスよく整える物質ですが、これらのバランスが崩れると脳がストレスを感じるのです。
セロトニン神経を活性化
ストレスという良くないものという捉えられがちですが、実は日々のストレスは生活をメリ・ハリをつけてくれているのです。
ノルアドレナリンもドーパミンも適度な分泌であれば、良い刺激となって生きる充実感へとつながります。 すぐに解決でいないような問題を抱える状態が長時間続くことになると、ドーパ ミンもノルアドレナリンも分泌が過剰になり身体的な症状となって表れます。
そうなると、ノルアドレナリンとドーパミンのバランスを整えてくれるセロトニンの分泌量が減り、脳に強い脳ストレスをて与える要因となるといわれて います。 この解決方法は、セロトニンの分泌量を増やし脳内物質のバランスを整え脳のなかから脳ストレスを消すことです。 そのために生活習慣を見直し、セロトニンを増やす方法を身に付けることが必要です。
セロトニンが増えると、平常心を保てるようになる、良い姿勢、若々しさを維持、毎朝、気持ちよく目覚める、痛みの軽減、頭がよく働き、すっきりする など非常にありがたい状態にしてくれるのです。
朝日を浴びる生活習慣
遅寝遅起きが生活習慣になっている人や、日中家の中ばかりで過ごす人はきちんと太陽の光を浴びていないこともあります。 朝方の生活リズムに改めることが必要です。 朝日が差し込む 部屋で軽い運動をしたり、朝日を浴びながら洗濯物を干すなど、朝日を有効利用しましょう。
セロトニン神経は、日中だけ一定のリズムでセロトニンを出し続ける特性があります。 太陽光を浴びることでスイッチが入るのですが、浴びるというよ りも、目の網膜に光が入ることが重要です。 強すぎる光も疲労の原因となってしまいます。
リズム運動をする
一定のリズムで5分以上30分程度までを目安に、簡単で慣れている、筋肉の緊張と弛緩を繰り替えす運動をする。 ウォーキングやジョギング、ラジオ体操、水泳、ヨガ、などが向いています。大きく呼吸を繰り返すだけでもリズム運動になるので朗読や座禅も効果的です。 また、食べ物を良く噛むことも、顔や首の筋肉に有効的です。
グルーミング
日常生活のなかでグルーミングつまり、スキンシップをはかりましょう。
人と触れ合う行為でセロトニン分泌が活性化します。 夫婦や親子でマッサージや肩もみなど、握手やハグなどの機会を増やす。 直接触れ合わなくても共感するだけでもよいようです。
セロトニンを増やす食材
セロトニン活性のために、セロトニンの原料になるトリプトファン、体内でセロトニンを合成するために必要なビタミンB6、セロトニンを活性化する炭水化物が含まれている、食材を意識 的に選びましょう。
バナナはトリフトファン、ビタミンB6、炭水化物も豊富で、バナナには、セロトニンを作る3つ成分がすべてを取ることができます。 また、よく噛むことが重要とのことです。
眠くなるのは、体内の睡眠薬メラトニンの働きによります。
メラトニンが分泌されると、体温を下げ眠気をもたらします。 このメラトニンが、身体的ストレスを癒す質のよい睡眠につながるのです。
メラトニンを正常に分泌させるカギは、セロトニンにあるのです。 実際にメラトニンの原料はセロトニンなのです。 質のよい睡眠をとるにはセロトニ ンを増やすことなのです。 メラトニンには免疫を恒常させたり心臓血管系を保護したりする働きもあり、老化の原因の活性酸素を除去し、若返りの効果もあるといわれています。
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