放射線ストレスと活性酸素

放射線ストレスと活性酸素!

放射線ストレスと活性酸素放射線ストレスはなぜ体に良くないのでしょうか。
 放射線は、有機水銀やヒ素のように体内に蓄積され毒素が身体を蝕むように、捕らえる方が多いのではないでしょうか。

 事実はそうではないようです。 放射線は体内に入ると水分子と反応して、活性酸素を発生させることが体に悪影響を与える大きな要因です。 この活性酸素が細胞内のDNA(遺伝子)を破壊してしまい、がん細胞の発生要因といわれています。放射線ストレスと活性酸素

 活性酸素は、普段から呼吸した酸素の約1~2%は副次的に体内で発生したいます。 これらの影響で、一日に十万ヶ所くらいのDNAが自然に壊れてし まいます。 その反面、ほぼ同数が再生されています。

 しかし、被爆すると、さらに多く活性酸素が発生することでDNAが余計に破壊されることになるのです。 DNAの再生も追いつかなくなってしまいま す。 破壊が多くなった分だけ、がんなどの重大な障害を引き起こすことになります。

 一度に大量の被爆をすることを除き、余計に発生した活性酸素を抑えることができれば、少々の放射線を浴びたとしても、がんになっりしないということです。 活性酸素を増やす原因は精神的なストレスなどの要因も大きくなっています。

 成人した人はあまり過敏になる必要はないらしいのですが、胎児や乳幼児などでは、DNAが増えている途中なので放射線の影響を大人よりも受けやすいということです。 この活性酸素を抑えるにはどのような食材をとればよいかということになります。

キーワードは、赤や緑の食材
 赤は人参と赤ピーマン、これらは、ベーターカロテンが豊富に含まれています。 また、トマトにはリコピンが、いずれも抗酸化物質です。 つまり、健康促進、老化防止、予防に役立つといわれています。

 鮭にはサーモンピンクの元になるアスタキサンチンが多く、活性酸素を抑える作用があります。 緑では、ほうれん草、ブロッコリーの新芽(ブロッコリースプラウト)には、抗酸化物質のスルフォラファンが含まれています。 野菜以外にも、タコやイカに含まれているタウリンにも同 様の働きがあります。

 植物には、光合成によって水から酸素を作りエネルギーに変換しています。 光合成の祭には、人間よりのより多くの活性酸素を生成されるといいます。 この活性酸素を抑えるために、カロテンやリコピン、アスタキサンチン、ビタミンEなど抗酸化物質を多く作っています。

 他にも、放射生物質の被害を防ぐことのできるものに、ひじきや昆布などの海藻類があります。 海藻類にはヨウ素がおおく含まれていて、人体では甲状 腺ホルモンを作るのに欠かせません。 ヨウ素を摂取すると、自然に甲状腺にあつまって蓄積されますが、蓄積される容量には限りがあり、一定以上食べても飽和してしまいます。

 普段から、ヨウ素を含む食材を多く食べていれば放射性ヨウ素が体内に入っても取り込まれずに、排出してしまうわけです。 ストロンチウムはカルシウムに似た性質のために、摂取すると骨や歯に蓄積されるために、半減期29年と長く内部被爆を招きやすいといわれています。

 しかし、かりに蓄積されたとしても、いつまでも体内に留まるということはありません。 人間の身体は、日々代謝をしているために、体の中身も入れ替わっているために、骨もカルシウムを取り込んでは排出することを繰り返しています。 いつまでも体内に留まることはないようです。

 チェルノブイリの原発事故においても、大量の放射セシウムやストロンチュウムが放出されたのですが、周辺住民の成人のがん被害は報告されていないということです。

水素水と活性酸素
 水素が体内の活性酸素をなくし動脈硬化や心筋梗塞、がんなどの生活習慣病対策に効果があるという研究結果が、ネイチャー・メディシンなどに発表されています。水素が医学的に効果があ るという報告のの論文です。 日本医大の太田成男教授は、自身の研究により水素の持つ効果を明らかにしました。

 水素ガスを脳梗塞のラットに2時間に渡り吸引させたところ、水素を吸引していないラットと比べると脳損傷が半分以下に抑えられていたのです。 この研究結果は世界的な医学雑誌「ネイチャーメディシン」にも掲載され、大きな反響を呼び大手新聞社各紙に掲載されました。

 「水素が核(遺伝子]を活性酸素から守る様子がはっきり確認できた。」~ネイチャーメディシンより~
 アメリカピッツバーグ大学でのネズミの臓器移植の研究にて、通常、臓器移植の祭には免疫抑制剤を使わないと免疫抗体で拒絶されてしまい8割以上が死んでしまう。 水素水を飲ませた免 疫抑制剤なしで7割が生き残ったという、結果もあります

 アメリカ航空宇宙局(NASA)でも,、放射線対策に水素水の研究を始めているとのこと。 活性酸素の主成分であるヒドロキシラジカルという物質は、水素と結びつく化学反応で消滅する。 水素は分子量が小さいので、どこの部位や器官にも浸透していきます。 体内に散らばる活性酸素を消滅していけるのも強みです。

 放射線は大量に浴びてしまうと、大変危険なことは間違いありません。 抗酸化食品をたくさん取り入れ活性酸素を抑えることが、放射線から身を守ることになるようです。

・・・・週刊文春掲載 日本医科大学 太田成男教授の記事より

TOP ▲