胃が苦手なストレス

胃が苦手なストレスと痛み!

 胃が苦手とするストレスと痛みですが、 胃の中のバランスを崩す一番の原因としては、ストレスやアルコール、薬などの刺激がありますが、最近はヘリコバクター・ピロリ菌の関与も注目をされています。

胃が苦手なストレス胃がストレスで痛いとはどういうことでしょう。
 食べ物の消化に欠かせない胃液の分泌は、自律神経によって行われています。 急激に強いストレスを感じると、交感神経の働きが活発になり、内臓にいく血液量が減り、胃の蠕動運動が弱まります。

 このストレスが慢性化すると、交感神経、副交感神経が刺激されその結果、胃酸やペプシンの分泌が盛んになりますが、逆に胃壁を保護する粘液の分泌は減ってしまいます。胃が苦手なストレス痛み

 すると丈夫のはずの胃壁もダメージを受けてしまいます。 このようにストレスは自律神経を刺激して、胃の中の微妙なバランスを崩してしまうわ分けです。

胃のバリアにも弱点がある
 胃壁を守る粘膜にも、防御できない物質があります。それが、アルコールです。 アルコールは分子量が小さく簡単に粘液をすりぬけて、胃壁をダメージを与えます。

 胃粘膜層をテニスラケットにたとえると、アルコールはパチンコ玉です。 ラケットの網目をすり抜けて胃粘膜を刺激してしまうストレスになります。 そのため大量のアルコール濃度のお酒は、胃粘液バリアを破壊して、胃があれる原因になります。 特に胃が空っぽの状態では、アルコールが直接胃粘膜に触れ刺激を強く与えることになりま す。

風邪薬で胃腸の調子が悪くなる
 薬に含まれる成分がストレスになって、胃にダメージを受けることがあります。 アスピリンやイブプロフェンなど非ステロイド性消炎鎮痛薬と呼ばれる解熱鎮痛薬と呼ばれる解熱鎮痛薬は、体内の特定の酵素の働きを止めて、痛みの元となる物質プロスタグランジンを作らせないようにする薬です。

 そのため、プロスタグランジンが作られないと胃粘膜の合成が低下したり、胃粘膜が弱くまることから胃酸の攻撃に耐えられなくなってしまいます。 このように、風邪薬や解熱鎮痛薬を服用すると、胃の調子が悪くなることがあります。

 しかし、プロスタグランジンには胃粘膜の血流をよくしたり細胞を修復したりする胃の防御因子として働きがあります。

ピロリ菌が酸性の胃の中で生きられる理由?
 胃の中はpH1.0~2.5という強酸性です。 細菌は住めないと考えられてきました。 仮に食物と一緒に何らかの細菌が入ったとしても、酸によって溶かされ殺菌されるからです。

 ところが、この過酷な環境の中でも生きられる、へりコパクター・ピロリという菌が発見されました。 ピロリ菌は、胃の粘膜小や細胞の隙間でしっかりと生きていて、ピロリ菌が出す毒素が原因で、胃炎や胃潰瘍、胃がんになることがわかっています。 ピロリ菌 はどうして酸で死なないでしょうか。

 ピロリ菌は、実は酸に強いわけではないのです。 ピロリ菌はウレアーゼとう酵素を蓄えていて、この酵素によって、胃液や胃の中の尿素を分解してアンモニアを作り出すため、このアンモニアは強烈なアルカリ性なので、胃壁の壁の胃酸が中和されてしまうため、酸性の胃の中でも生きていくことができるというわけです。

 ピロリ菌は、抗生物質による除菌が可能なで、除菌することで潰瘍の発生率が低下し胃がんの発生も減ることがわかっています。

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